日中は子どもたちへの環境教育に奮闘する当会ですが、その傍らで、夜間も島の自然を守るための重要な活動を続けています。
2023年に島内で初めて確認された特定外来生物のシロアゴガエル。
当会では当初からその駆除活動に尽力してきました。
昨年からは活動の段階を移行し、直接的な駆除作業ではなく、伊仙町内における生息範囲の拡大を把握・未然に防ぐための調査活動を展開しています。
昨年度から伊仙町からの受託事業として実施している内容を少しご紹介します。
当会では、主に「潜在的水場調査」と「コールバック(音声再生)調査」の2本立てで網羅的な調査を進めています。
1.潜在的水場調査(日中及び夜間)
これまでシロアゴガエルが確認されている沈砂池以外の場所を対象に調査を行っています。
未確認の沈砂池をはじめ、牛小屋や畑周辺の水タンク、水槽など、島内約150ヶ所の潜在的な水場を巡回。卵塊(泡巣)やオタマジャクシが潜んでいないか、ひとつひとつ丁寧に目視で確認を重ねています。
2.コールバック調査(夜間)
日中の調査で「生息の可能性が気になったポイント」約120ヶ所を抽出し、夜間に現地へ出向いています。
シロアゴガエルの鳴き声をスピーカーで再生し、それに応答して鳴き返す個体がいるかどうかを確認する調査です。
6月上旬の調査時点では鳴き声は確認されませんでしたが、今週に入り、新地点2ヶ所においてシロアゴガエルの声を確認しました。
初期段階(初動)での徹底した駆除・防除体制が功を奏していることもあり、爆発的に大繁殖しているという印象はありません。
しかしながら、肌感覚としては生息範囲が「じわじわと拡大している」ことが実感され、今後の動向が非常に懸念される状況です。
これから本格的なシロアゴガエルの活動期に入ります。
私たちパトロール隊も、厳しい熱帯夜と戦いながら、島の固有の自然と生態系を守るために、地道かつ確実な調査・活動をコツコツと続けています。








