伊仙中学生と環境学習


伊仙町環境学習事業の二校目は、伊仙中学校です。

伊仙中学校2年生は『世界自然遺産と私たちの暮らしの共存』というテーマで学びました。

最初に環境省の方から世界自然遺産について学び、9月21日には4班に分かれて体験学習に出かけました。

1班のテーマは「徳之島の生態系を守ろう!」

生徒たちは世界自然遺産の森を歩きながら希少な動植物を観察し、虹の会が取り組む環境保全活動についても学びながら徳之島の生物多様性について考えました。

特定外来生物シロアゴガエルの泡巣の回収なども体験しました。

2班のテーマは「世界自然遺産の島のこれからの農業の可能性~農家さんに学ぶ~」

徳之島は農業の島。島の農業といえば、サトウキビ、バレイショ、畜産。

生徒たちは、伊仙町で日々農業に取り組まれている農家さんや農業支援センターを訪ねてインタビューをし、世界自然遺産と農業をつなぎ今後どんな取り組みができるのかを農家のみなさんと一緒に考えました。

3班のテーマは「エコツーリズムで伊仙町の魅力を発信しよう!」

徳之島(伊仙町)の観光の課題について考え、生態系への負荷を軽減しつつ観光客の満足度を下げないエコツアーについて学びました。。

生徒たちはバスで伊仙中学校区内を回り、解説を聞きながら足元の宝を発掘し、自分たちでオリジナルのコースづくりに挑戦しました。

4班のテーマは「世界の海をマイクロプラスチックから守ろう!」

喜念浜でプラスチックゴミを拾い、それらを丁寧に洗い、アート作品を完成させました。

生徒たちはマイクロプラスチックが海を汚染しているという講話なども聞き、海に囲まれた徳之島の課題や世界の海が抱える現状と問題について学び、自分たちに何ができるかということを考えました。

体験学習後、生徒たちは学んだことを振り返り、各班で話し合いを重ねて新聞づくりに取り組みました。

10月20日の文化祭で新聞と作品が展示されているのを見に行ってきました。

どの班も丁寧にまとめられていて、町の課題から世界の課題までいろいろな視点で見て、考えてくれたのだということがわかります。

生徒たちには今回の環境学習を通し、さまざまなものを見て、知って、いろいろなことに気づき考えたと思います。

学びをきっかけに、その先の「行動」につなげて行ってほしいと思います。

生徒たちが作成した新聞は、近日中に町内にお住いのみなさまのお手元へお届けいたしますのでお楽しみに!