クロウサギの里コンサートを開催しました


11月12日、天城町の当部集落で「クロウサギの里コンサート」を開催しました。

世界自然遺産の森を背景に、アマミノクロウサギなど希少な野生生物たちと共生する当部集落でコンサートを実施することで、島民のみなさんに徳之島の自然の豊かさを感じてきただき、自然保護への理解と関心を持ってほしいという願いを込めて計画しました。

当日は小雨が降るあいにくの天気でしたが、島内外から親子連れなど約400人が集まり、音楽を楽しんでいました。

2021年に開催した世界自然遺産登録記念イベント「宝ランド(ほーらんど)祭り」でお世話になって以来、すっかり虹の会ファミリーになっている東京のプロメンバーが、今年も徳之島のために忙しいスケジュールを調整して来島。

当部集落に住み作曲活動をしている中学生・太田悠くんの曲などを、地元のメンバーと一緒に演奏し、会場を盛り上げました。

後半には、美名田地区でコーヒー栽培をしているシンガーソングライターの禎一馬さんや、徳之島に来島中のあずままどかさんも参戦してくださり、コンサートに花を添えていただきました。

毎度のことですが、虹の会の呼びかけで集まっていただく音楽隊のみなさんは普段本当にお忙しい人ばかり。

そんな多忙な方たちがコンサートのために集まり、時間がない中、打合せと練習を重ねて本番に臨んでくださいました。

本番で息ぴったりの演奏を聴くと、もう「感動!」の一言しかありません。

中学生作曲家の悠くんも本当に頑張りました。

会場に来られていたお客様からは「本当に素敵なコンサートだった」「お天気は残念だったけど、自然に囲まれて聴く音楽はとても気持ちがよかった」と嬉しい感想をいただきました。

そして共催の当部集落の方からは、「住民40人の集落に400人ものお客様が来場したのは、当部始まって以来かも」「こんなにたくさんの車が止まっている光景は見たことがない!」「素晴らしいコンサートをありがとう」と、喜びの言葉をいただきました。

集落のみなさんが喜ぶ姿に、地域の活性化にも少しは貢献できたのかなと私たちも嬉しく思いました。

今回のコンサートは、出演者やスタッフの熱意と思いやりで実現しました。

本当に大大大成功だったと思います。

改めて「この美しい自然を大切に守っていきたい」「ご縁ある人たちとの絆をこれからも大事にしたい」と考えた一日でした。

コンサートに関わってくださったみなさま、本当にありがとうございました。

そして、会場に来てくださったお客様もありがとうございました。