徳之島に魅せられた大学生のお話


11月4日、徳之島の高校生を対象にした出前授業を行いました。

いつも事務局スタッフが更新している活動レポートですが、今回は徳之島虹の会の会員で、研究のために来島していた亀崎さんに講師をしていただいたので、ご本人にレポートしていただきました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

京都大学農学研究科の博士課程に所属している亀﨑です。徳之島を訪れるのは12回目、大学1年生から通い続けて7年になりました。新年度の4月から東京で社会人になりますが、これからも時間を見つけて通い続けるつもりです!

樟南第二高等学校では普通科1〜3年生の皆さんに向けて、高校生の頃の進路選択から現在の大学生活に至るまで、私の経験をもとに「大学ってどんな場所?」という高校生の疑問へのヒントになるようなお話をさせていただきました。生徒の皆さんからは大学生活に関する質問もたくさんいただき、和気藹々とした交流の時間になりました。

徳之島高等学校では国公立大学を目指す3年生の皆さんに、大学生として感じてきた「学部選びは“視点”選び」であり興味のある物事をどんな見方で見るかを選ぶことだ、というお話をさせていただきました。11月からの受験勉強の方法や、苦手な科目の勉強方法についても生徒の皆さんから熱心に質問をいただきました。

生徒さんはみんな目を輝かせて、時に笑いながら、時に真剣に私の話を聞いてくれました。大きく頷きながらたくさんメモを取って質問してくれる様子を見て、とても素直で素敵な生徒さんという印象を受けました。高校生のみなさんが東京に来る機会があれば、ぜひ一緒にごはんを食べに行きましょう!美味しいごはんを奢ります。

出前授業のなかで「7年も通っているなんて、徳之島の魅力って何ですか?」と複数の方からご質問をいただきました。私は7年前からずっと「徳之島の魅力は人です!」と自信をもってお答えしています。もちろん珍しい生き物や美しい自然も魅力のひとつですが、他にはない温かくて個性的なお人柄が「徳之島にまた行きたいな、みんなに会いたいな」と思わせる最大の魅力だと感じます。

徳之島の魅力である「人」が、これからもずっと後世まで残っていくよう切に願っています。