JICA国際交流~前編~


2月12日(月)~24日(土)徳之島とJICAの国際交流事業が実施されました。

昨年はコロナの影響でオンラインでの交流でしたが、虹の会との交流は今年で5回目です。

今回はパレスチナや南スーダン、ジョージア、パキスタンなど世界9か国の研修員と、通訳他スタッフ含め14名が来島しました。

約2週間の滞在で、島人との交流を通して、自然、暮らし、伝統文化などを体験し学んでいただきました。活動の中からいくつか虹の会との交流について紹介します。

13日は、初来島の徳之島について知ってもらうため、徳之島の概要を紹介しました。

研修員は非常に熱心に話を聞いていて、長寿の要因や出生率の問題、自国の農産物とも比較した質問など、次々と意見や質問が出ていました。

15日は3班に分かれ、虹の会に所属する認定エコツアーガイドによるエコツアーを体験して頂きました。

世界自然遺産の森・剥岳林道班は、徳之島の森を代表するオキナワウラジロガシの群落など特徴的な植物を観察。外来種や希少種の問題、島の人たちが自然と共生してきた歴史や文化について紹介しました。

伊仙町の喜念班は喜念小学校の5、6年生と一緒に国立公園の喜念浜からスタートし、集落内を巡りました。

そして、鹿浦班では鹿浦小学校全校児童が参加し、3班に分かれて集落内を散策しました。

それぞれの班ごとに、自然が創った雄大な景色や、昔の生活の痕跡や聖地など特徴的な場所を見て歩き、ガイドの話にも熱心に耳を傾けながら子ども達との交流も楽しみました。

研修員のみなさんは疲れた顔を見せることなく、森歩きや集落歩きを楽しんでいました。

参加した2校の子どもたちも、毎日何気なく見ている集落の景色の中に、たくさんの歴史が詰まっていることに気づいてもらえるきっかけになったようです。