JICA国際交流~後編~


JICA研修員たちと1週間ですっかり仲良くなった虹の会のメンバー。

2月21日(水)は、4班に分かれ料理交流会をしました。

徳之島からは掘りたてのバレイショを使ったコロッケや地豆汁、パパイヤの炒め物など研修員の国にも馴染みのある食材を使ったメニューを選びました。

研修員たちには自国からスパイス等を持参頂き、インドネシアのナシゴレン(焼きめし)、ガーナのジョロフライス(炊き込みご飯)ジョージアのナス料理、などを一緒に作りました。

また、今回参加した研修員の中にはイスラム教徒の方もおり、自分でお祈りをして捌いたものなら食べることができるということで、自分たちが食べるためのハラル料理に使う鶏の解体なども披露して頂きみんなで見学しました。

料理をしている間は、お互いの国での食材の使い方や家庭料理になどについて話が盛り上がりました。

調理後はみんなで作ったものを持ち寄り、バイキング形式で交流会を開催。

みんなずらりと並ぶ料理をお皿いっぱいに盛り、舌鼓を打ちました。

美味しい料理をみんなで一緒に食べると、自然と会話が弾み気持はより近付きます。

虹の会スタッフの子どもたちも参加し、終始笑顔にあふれた時間になりました。

最終日の23日(土)に開かれた報告会では、研修員が滞在中に交流してきた虹の会や民泊業者、地域住民などが参加。

それぞれの研修員から、徳之島で体験し学んだことについて発表がありました。

「島の人たちの温かい心に感動した」「島の人たちがしっかりとつながりを持って地域を盛り上げているのを感じた」「徳之島に家族ができた」と話す研修員たち。

参加したシマンチュたちも、彼らの思いのこもった優しい言葉の数々に感動している様子でした。

その後の交流会では、それぞれが2週間の滞在での思い出を振り返りながら言葉を交わしました。

中には通訳を介さず身振り手振りで交流する人たちもいて、心が通じていれば国籍も人種も関係ないのだと気づくことができました。

研修員のみなさんは既に日本を離れ、自分の国へ帰られ日常生活に戻っています。

若い彼らがこれから自分の国で活躍していかれることを心から願っています。