徳之島で昨年5月に初確認された特定外来生物のシロアゴガエル。
昨年駆除作業に当たった虹の会の「シロアゴバスターズ」が、新年度早々から繁殖シーズンの始まりを注視していると、4月の第一週目にシロアゴガエルの泡巣を発見!
鳴き声が聞こえていなくても、水辺に続々とシロアゴガエルが集まってきていることがわかりました。
こうなるとじっとしていられないのが、虹の会の最強シルバー部隊を筆頭にした「シロアゴバスターズ」です!
4月6日から、さっそくボランティアでの駆除作業をスタートしました。
足場の悪い場所は草刈りをし、泡巣を効率よく回収するためにお手製の泡巣トラップ(通称:徳さんトラップ※)を設置しました。※名前の由来は後日ご紹介します。
高さや深さがあり、滑りやすく足場の悪い沈砂池での作業は、一歩間違えれば大怪我をしたり命を落としてしまう危険があります。(※虹の会は許可を得て作業を行っています。)
その上、沈砂池にはカエルを狙ってアカマタやハブ、ガラスヒバァなどのヘビ類が集まってきます。
危険と隣り合わせ…。
それでも、誰一人「やめよう」と言わないのだから、この熱意はどこから湧いてくるのだろう…と、本当に感心してしまいます。
近況としては、5月5日の夜間作業で泡巣108個、成体171匹を回収しました。
昨年の実績を基に私たちが予想していたものを大きく上回る現状に、状況が深刻であることを実感しています。
今年のシロアゴガエルの繁殖シーズンは始まったばかり。
今夏も、暑い熱い戦いになりそうです。
虹の会では、シロアゴガエルの駆除作業のお手伝いをしていただける方を募集中です!
「駆除作業を体験してみたい」「環境保全活動に協力したい」という方はぜひぜひ当会へご連絡ください。