虹の会では、島の子どもたちに特定外来生物のシロアゴガエルの存在を知り、生物多様性保全の大切さについて考えてもらいたいという思いから、本年度、小学校高学年~高校生を対象にシロアゴガエルの駆除活動に取り組むことになりました。
その名も「シロアゴガエル・バスターズ~島の生物多様性を守る~」プロジェクト。
島の子どもたちが主体的に活動することで、島の生態系を守ることの意義に気づき、島の自然を誇りに思い、周りの大人へ自然保護に対する意識の輪を広げていってほしいという目的で計画しました。
「公益財団法人 九電みらい財団」の助成を受けて実施します。
18日、徳之島町の諸田公民館で、本プロジェクトの第一回目の説明会があり、事前に申し込みのあった島内の小中学生らが親子で参加してくれました。
前日の出前授業で講師を務めていただいた、奄美海洋生物研究会の木元侑菜さんに徳之島の希少種やシロアゴガエルの生態や特徴、外来種の問題についてお話をしていただきました。
実際に作業を行っている現場(子どもたちの安全を考えて選んだ沈砂池)では、設置したトラップについていたシロアゴガエルの泡巣も確認。
泡巣の中にある卵なども熱心に観察していました。
プロジェクトに参加する子どもたち(親子)には、9月末までの休日や夏休み期間に、作業者と共に泡巣の駆除作業を体験、記録や観察をして自由研究などに活かしてもらう予定です。
体験活動を通して、子どもたちがどんなことに気づき、考え、行動していくのかを見守り、サポートしていきたいと思います。
※子どもたちの活動の様子はまた後日ご紹介したいと思いますので、お楽しみに!