島の子どもたちとの環境学習~面縄小学校~


本年度虹の会が伊仙町から受託し取り組む「令和6年度 伊仙町環境教育コーディネータ―業務」が、7月からスタートしました!

事業は町が奄美群島振興交付金を活用し実施しているもので、昨年は面縄小学校、糸木名小学校、伊仙中学校の3校で実施しましたが、今年は新たに面縄中学校、犬田布中学校を加えた全5校で、子どもたちと一緒に島の自然・環境について考えます。

各学校の取り組み予定をご紹介します!

1校目は、毎年ウミガメが産卵・上陸にやってくる浜が学校の目の前に広がっている面縄小学校です。

昨年に引き続き、5年生の児童(18名)と海岸清掃を行ったりウミガメの産卵や孵化を観察したりして、海の環境に目を向け、生き物との共生について考えます。

7月5日にあった第1回目の授業では、奄美海洋研究会の打和侑菜先生と徳之島の陸や海の生き物について学びました。

後半はウミガメの骨格標本も登場し、みんなで相談しながら組み立てていました。

夏休み直前の16日には、ウミガメの産卵跡を観察しました。

浜には、漂着ゴミもたくさん目についたため、「海を守るために、1人10個ずつゴミを拾おう」と声かけをしました。

すると「ぼくはもっとたくさん拾う!」「40個以上拾うよ!」と、みんな進んでゴミを拾ってくれました。

子どもたちの優しい気持ちが本当に嬉しかったです。

足跡をじっくり観察ながら「ふ化の瞬間に立ち会えるといいね」と話をし、観察するときのルールなども確認しました。

面縄小では今後、ふ化・脱出の観察や卵のふ化率調査をし、学んだことや気づいたことをまとめます。

秋にはインドネシア、佐渡島の小学生とオンライン交流を計画中で、児童らは今夏の取り組みをまとめて発表する予定です。

島の子どもたちの活動の様子については随時お知らせいたします。