身近な場所で夜間生物調査


徳之島虹の会が数年前から取り組んでいる、鹿児島県の「ハブとの共存に関わる総合調査事業」。

奄美大島の東京大学医科学研究所で40年間ハブの研究をしてきた服部正策先生をはじめ、一般財団法人日本蛇族学術研究所(群馬県)の森口一先生、東海大学名誉教授の竹中践先生と共に、徳之島に生息するハブの生態調査や環境調査、地域への普及啓発活動を実施しています。

先生方には来島のたびに小・中・高校での出前授業をしていただき、どの学校でもハブの授業は大人気の授業です。

事業では、出前授業以外にもハブの生態を調査するために、夜間生物調査なども行っています。

あらかじめ学校や人通りが多い農道など「人の暮らし」に関わる場所を選定し、春と秋の気温と湿度が高い日の夜に、徒歩で生き物を調査します。

確認・記録をするのは、ハブの餌となるカエルやトカゲ、鳥などの生き物です。

もちろんハブなどの爬虫類も探します。

今年度は小中学校各1校を含む4地点で調査を行っています。

7月までに3回の調査を実施しましたが、3地点で6匹のハブを確認しました。

(学校でハブを見つけた場合は、子どもたちの安全のために捕獲しますが、それ以外の場所では見つけてもとるのは写真と記録だけです)

ハブは島の人にとって‘’恐ろしい存在‘’ですが、なかなか実態は‘’よく分からない存在‘’でもあります。

徳之島の生態系にとって欠かせないハブですが、その特徴を知ることで、島の人との共生の道が見えてくるのかもしれません。