10月3日、九州大学共創学部「昆虫学」教授の荒谷先生が来島され、徳之島町の中学校で出前授業を行いました!
徳之島は昆虫の宝庫。荒谷先生はこれまでも定期的に徳之島に来島され、クワガタやコガネムシの調査をされています。
授業の前半は、クワガタマニアでもある荒谷先生が、徳之島の昆虫について熱い講義をしてくださいました。知らないことだらけの虫の世界に、中学生たちも興味津々!
後半は、徳之島の生物多様性を脅かす外来種の問題について、意見を出し合うワークショップ。カエルやネコ、植物など、様々な外来種が問題になっていますが、それらは昆虫も含む島全体の生態系に大きな影響をもたらす可能性があります。ディスカッションも白熱し、たくさんの意見を出してくれました。
出前授業の後、中学生たちからたくさんの熱い感想文が届きました!
一部を抜粋して紹介します。
「生物の中で、一番種類が多いのが昆虫だと知って驚いた。しっかり観察して、頑張って新種の虫を発見したい!」
「昆虫の足に耳があることや、おなかに口があり、そこで呼吸していることなど初めて知ることがたくさんあった」
「徳之島・奄美の面積の割合は日本の1%未満なのに、日本に生息している昆虫の種のうち25%ぐらいがここに生息していると知って、すごいな~と誇らしくなった」
「これまで島の生物についてあまり知りませんでしたが、荒谷先生の熱のこもった講義に感動しました。環境破壊もする生物がいると初めて知りました。これから外来種は持ち込まないと誓います。」
「虫には悪いイメージしかもっていませんでしたが、人類は虫のおかげで助かっていることがたくさんあると知った。」
「外来種の影響で、島の固有種の生息数が減少していると聞いて驚いた。自分出来ることをして、固有種を守りたい。」
身近にいる生物のことでも、まだまだ知らないことがたくさんあります。
中学生のみなさんも、今回の出前授業を受けて、たくさんのことを学び、考えてくれたようでした。



