徳之島虹の会初の教育旅行受け入れ①


 徳之島虹の会設立から11年目に入り、9月にはホームページをリニューアルしました。

心機一転、積極的に活動の様子をご紹介するつもりでおりますが、次々とカレンダーのスケジュール欄が埋まっていき、なかなか活動日誌に手が出せずにおります。(言い訳です。笑)

 さて、今回の報告はちょっと長文になります。

10月18日~21日の4日間、北海道からの教育旅行生を受け入れるという、虹の会始まって以来の大プロジェクトがありました。

徳之島から約3,000キロ離れた北海道から80人の高校生が来たのは、おそらく徳之島初ではないでしょうか。

「生物多様性を学ぶ」という研修テーマで、奄美大島・徳之島コースを選んだ生徒たちは、移動の都合上、40人ずつ2陣に分かれて奄美大島と徳之島を交代で体験することになりました。

 今回、虹の会は徳之島での各陣1泊2日の全日程をコーディネートすることになりました。

短いスケジュールの中で、どうやって徳之島を知ってもらい楽しんでもらえるかを考え、何度もプランを練り直しました。

虹の会が提案した徳之島ならではの旅行プラン、1日目は下記のとおりです。

●世界自然遺産を学ぶ

生徒たちが住む北海道には知床の世界自然遺産があります。

徳之島での研修をきっかけに、自分たちの足元にある世界自然遺産についても学んでほしいという思いで、生徒たちにも知床の紹介をしてもらいました。

●夜光貝のアクセサリーづくり

真珠層を持つ世界一大きな巻貝である夜光貝を、見るのも触るのも初めての生徒たち。

七色の輝きに感動し、飛行機に乗る日までペンダントをしてくれていました。

●闘牛観戦と歴史文化を学ぶ

想像以上の巨体にビックリする生徒たち。

横綱もサプライズ登場し、1トンを超える迫力ある姿にみんな圧倒されていました。

●民泊での交流

シマンチュとの触れ合いを楽しんでほしいと計画した民泊での宿泊。

今回は伊仙町内の7軒の民泊事業者さんが協力してくれ、シマ唄や踊り、昔話に大きなハブの観察まで…それぞれの民泊で楽しい交流をしました。

今回の受け入れにあたり、地元の民泊事業者や地域女性連、闘牛関係者など70人以上の島の人たちに協力していただきました。

 初めての試みで、すべてのことが手探りではありましたが、とにかく「徳之島に来てくれて嬉しい!」「徳之島を楽しんでほしい」という共通の思いで取り組みました。

島の人同士の連携ができたことも、今回のプロジェクトの大きな成果の一つになりました。

虹の会初の教育旅行受け入れ②へ続く…