5月16日に、特定外来生物のシロアゴガエルの侵入が確認されてから、1ヶ月が経とうとしています。
当会では現在、井之川から亀津までの沈砂池など20カ所以上のポイントへ、昼も夜も出向いて駆除作業に当たっていますが、どの沈砂池も周囲が雑草に覆われていて足場が悪く、苦戦を強いられています。
先週土曜日、危険度が特に高い場所について、藁にもすがる思いで徳之島建設業協会へ相談をしたところ、熱心に話を聞いてくださり現場を見に来ていただけることになりました。
そこから話はとんとん拍子に進み、月曜日に会長が直接現場を確認し、その日の午後には理事会を開催。
隣接する畑の地主の方のご協力もいただき、なんと本日、朝から重機を出して沈砂池周辺の環境整備をしてくださいました。
相談してから一週間も経たないうちの出来事に、お願いした私たちもびっくり!
建設業協会のみなさまが私たちの活動に理解を示し、迅速に対応・協力してくださったことが、本当に涙が出そうなほどありがたかったです。
他にも、井之川地区の集落住民のみなさんは、シロアゴガエルの現状について説明したところ「集落の自然は自分たちで守る!」と、草刈り機を持参して一緒に作業をしていただき、駆除作業に行くと「あそこに卵があったよ」と声をかけてくださるようになりました。
集落の会で勉強会をしたいという申し出もあり、井之川集落の団結力の強さと、意識の高さを感じて嬉しく思っているところです。
この1ヶ月、作業に取り組む中で住民同士の横の連携の大切さを痛感しています。
長期戦になることが予想されるシロアゴガエルとの対決は、地域住民の理解と協力が重要な鍵になりそうです。