シロアゴガエル続報


ここ数日、大雨が続く奄美地方。

徳之島でもバケツをひっくり返したような雨が続いていますが、身の危険を感じるような雨の日以外は、シロアゴガエルの防除作業に昼夜問わず奮闘しています。

環境省の調査が進むにつれ確認エリアは広がり、現在は徳之島町井之川~伊仙町目手久まで確認されています。

シロアゴガエルが確認されている沈砂池周辺は胸の高さまで雑草が生い茂っている場所や、滑りやすく危険な場所などさまざま。

夜間作業ではカエルの声を頼りに成体を探すのですが、大きなハブに出くわしたりスズメバチの巣があったりしてヒヤリとしたことがありました。

日中の泡巣(卵塊)の回収作業では、数メートル上の高い木の葉に産み付けられたものを回収することもあり、足を滑らせて沈砂池に落ちてしまったこともあります。

作業のやり方などはマニュアルもなく模索をしながらで、危険と隣り合わせの作業ではありますが、「外来種が島全体に広がらないように、何とか食い止めたい!」と、ただただその一心で動いています。

そんな中、役場の方々が周辺の除草作業に協力してくださるなど、皆さんが力を貸してくださることが大きな力になっていると実感しています。

梅雨が明けると、昆虫やウミガメのシーズンも到来し活動もさらに忙しくなります。

今年も熱い夏になりそうです。